二人のイニシャルをモチーフにしているのがポイント
結婚式当日に記念撮影することもありますが、当日はプログラムをこなすことに追われてきれいな仕上りの写真を撮影するのが難しいことが意識されてきました。
そこで昨今では結婚式当日より前の日付で、前撮りをするカップルが増えてきています。
前撮り自体はどのように撮影するのも自由ですが、映える印象に仕上げたいものです。
このような問題意識から人気を集めているのが、イニシャルオブジェを投げるというスタイルです。
イニシャルオブジェとは、二人のイニシャルと「&」という文字を組み合わせたオブジェのことを指します。
結婚式当日ではウエルカムスペースや受付にも使用できるので、作っておいて損はないアイテムです。
ただし前撮りのモチーフでイニシャルオブジェを使用するなら、躍動感溢れる演出をするのが魅力的に仕上げるためのポイントといえます。
具体的には屋外の広がりを感じることが出来るロケーションで、ふたりが同じタイミングで
オブジェを空中に投げる瞬間を撮影するというのが人気のスタイルです。
肉眼では一瞬で地面に落ちているだけの瞬間ですが、写真でその場の一瞬を撮影することで
オリジナル感溢れながらも、スタイリッシュな仕上りになります。
京都市内有数の歴史建造物が立ち並ぶエリアで撮影
前撮りを個性的にいい雰囲気の印象を与える仕上りをするには、どこで撮影するのかの
ロケーションも大きな問題です。二人にとっても唯一無比の機会である以上は、
どこで写真をとったのか・どのような風景の中で撮影時のスケジュールを
こなしていったのかの記憶もかけがえのない思い出になるからです。
前撮りするロケーションとして人気を集めているのが、京都府庁(旧本館)になります。
京都府庁(旧本館)は、明治34(1901)年に竣工された庁舎で当時増加しつつあった
行政事務の効率化と増大する官吏数に対応するべく建築されました。
行政事務の効率化という明確な目的がありますが、当時からデザイン性の高さでも
注目を集めています。外観は当時の和風建築とは異なる西洋建築の意匠が
要求されたことが影響して、西洋のルネサンス方式を踏襲した高い美観性を
備える建築物になりました。
庁舎の外観は、一段高くなった正面の屋根を中心に左右両翼に張り出した形になっています。
見たものに西洋の近代の大邸宅を彷彿させるもので、洋装に映えることから
前撮りするにも格好のロケーションです。
京都府庁(旧本館)はけやき並木通りを左右にようしており、
並木道を通して威風堂々とした美しいたたずまいは魅力にあふれています。